飼い主を待ち続ける忠実な猫

七夕の夜に、自宅の庭に迷い込んできた黒猫の子猫との出会いは、私の今までの飼ってきた数多くの飼い猫の中でも最も印象深い出来事になりました。

その子猫が、飼い主になった私をどれほど深い愛情をもってくれていたかが分かる行動が忘れられません。

どれほど飼い主である私のことを必要としてくれていたのか、数年前に私が病院に入院した時のその黒猫のけなげな行動を知って、猫は本当に自分には大切な存在だと改めて認識しました。
そのエピソードを書きたいと思います。

飼い猫と留守番していた幼少時代

一緒に住んでいる家族が、みんな仕事で忙しかったので、幼少時代の私はほとんど学校から帰宅しても留守番でしたが、いつも飼い猫と一緒に会話をしたり、にぎやかに遊びまわる猫たちを見ていると、寂しいと感じることはほとんどありませんでした。

時々、学校の帰りの通学路で、捨て猫を見つけると可哀相で思わず拾って帰ってしまって、そういうことがよくあったので、親によく怒られると同時にあまりの猫好きに呆れられるほどでした。

楽しい猫のお世話

猫をペットとして飼っている人でも、飼い猫のお世話を面倒だという友人も多かったですが、私はとにかく猫の日々の表情や、しぐさ等を見ての健康状態を気にしたり人間の子育てをする親になった気分でした。

とにかく一生懸命猫と会話をし、お世話をすると猫は十分すぎる愛情でそれに応えてくれましたので喜びもひとしおでした。

本当に人懐っこく、飼い主の私にべったりついてあるき、どこに行くにも後を追いかけてくるかわいらしさですから、お世話をするのが大好きでした。

入院した時の飼い猫の感動的な行動

大人になった私が、数年前に体調不良で1か月ぐらい入院した時、その時に飼っていた黒猫が、入院してしばらくは私がいつ帰宅するのかと思っていたらしく、玄関に座り込んで、ずっと動こうともせず、餌も食べず水を少ししか飲まなくなってしまいました。

1週間ほどたつと黒猫は夜になると私を呼ぶように玄関で座ったまま、悲しそうな声でしばらく何度も鳴いていたそうです。

子猫のころから私にべったりで、他の家族にあまりなつかないぐらいに、とにかく私の側にばかり好んで一緒に居たがる黒猫でした。

そんな行動をお見舞いに来た家族から聴いて、そんなに私のことを必要としてくれていたのかと、その行動に感動しこんなに黒猫に愛されていたんだと、その猫のひたむきな愛情に少しでも応えてあげなくてはと一生懸命早く退院できるように頑張りました。

退院して帰宅したら黒猫は玄関を開けると私に飛びついてきて、本当にうれしそうに喉を鳴らして喜んでくれました。

最近老衰で亡くなるまでずっとその後も私の心を癒し、励まし続けてくれました。

飼い猫は単にペットではなく、家族の一員だと改めて感じた出来事でした。
ペットも人間も愛情をもって接すると、本当に心から喜んでくれると思いました。


csnana
小さい頃から猫と共に長く生活し、猫の居ない日々がほとんどない大の猫好きです。

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