「地域猫活動」を知ろう♪~日本全国に広まる日を願って~

地域猫活動(TNR活動)にトライ&実践中♪

ノラ猫問題の解決を目指して・・・

10年暮らしてきた我が家の回りで、ノラ猫による被害を訴える声が聞こえ始めたのは、二年前の秋。
『庭の植えたばかりの花の苗のうえに、糞をされた』
『家の前に出していたゴミを、毎回荒らされる』
これらの犯人として、地域の方々の頭に真っ先に浮かんだのは、最近地域に住み着いているノラ猫夫婦と、その子猫達でした。

『保健所に連絡しようか…』そんな声が外から聞こえて、家で五匹の保護猫と暮らし、また、保護活動に関心のある私は、焦って声が聞こえたお宅の前に飛び出していました。

『保健所を呼ぶのは、少し待ってください。この猫達を去勢、避妊手術をして、これ以上猫を増えなくするという対策もあります。経験はないですが、やってみますので…!』と、訴えたところ、『そんな活動があるの?知らなかった』と驚かれ、改めて早く『地域猫活動』が、保健所での殺処分にかわる、人道的なノラ猫問題対策として認知されていくことの必要性を、感じたのでした。

地域猫活動は人間のための活動

地域の方々に、野良猫たちの問題を何とかしてみる、と提案してみた私ですが、地域猫活動を個人で行うことは、想像以上に大変なことでした。

まず、捕獲(Trap)

保護活動に理解ある動物病院で捕獲機をお借りし、猫が通る場所に餌と共に捕獲機を設置して待ちます。
捕獲できても、捕獲機を運ぶ際に興奮した猫に怪我をさせられないか、注意が必要です。

※写真は、捕獲し、病院が開き手術を受ける翌日まで、自宅の玄関先で暖をとらせているノラ猫です。

次に、手術(Neuter)

動物病院に運び、これ以上繁殖して地域に猫があふれないよう、去勢、避妊手術をうけます。
オスなら安い病院で五千円、メスなら一万円ほどかかりますが、地域により補助を行っているところもでてきました。

最後に、地域に戻す(Return)

外で暮らす猫の寿命は、交通事故や、様々な厳しい気候の影響などをうけるためイエネコよりはるかに短く、平均五年ほどです。
短い命ですが殺処分することなく、寿命までその一代限りの命を、地域でエサやり、トイレの管理などを行っていくことで見守ります。

このような手術を施さず、無責任なエサやりでノラ猫が増えてしまうことが、ノラネコ問題の原因や、責任をもって地域猫活動をされている有志の方の足を引っ張ったりしているのも現状です。

猫が好きな人にも嫌いな人にも、不幸な命が生まれることを防いでいく地域猫活動が、広まることを切に願っています。


のら
自宅で五匹の保護猫と暮らしつつ、個人で地域猫活動をしています。
人間と犬猫の、より幸せな関係を夢みつつ、猫グッズ集め、猫の勉強会や保護イベントにも時々参加してます♪

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